800年前の自己責任論否定
おほかた不運なるものをば、所行、ことがら、よからぬやうに思ひ、賤しきものは振舞ごと、いたづらごとと思へり。これは無智の人のあることなり。
(ブログ筆者による超訳)
だいたい、運の悪い人のことはやることなすことその他のこと、良くないと思ってるし、身分の低い人の言動は意味ないと思ってる。これは無知の人あるあるだ。
800年前の説話集『十訓抄』第三「人倫を侮らざる事」序より。
不運で不遇な人、というだけなのに、「苦しいのは行いが良くないからでしょ」と切り捨てる自己責任論者は800年前にもいたらしい。